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12月07日-03号

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  1. 郡山市議会 1985-12-07
    12月07日-03号


    取得元: 郡山市議会公式サイト
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    昭和60年 12月 定例会       -------------------------             昭和60年12月7日(土曜日)       -------------------------議事日程第3号  昭和60年12月7日(土曜日)午前10時開議 第1 市政一般質問(第2日)       -------------------------本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般質問(第2日)       -------------------------出席議員(44名)  1番  横山徹君      2番  佐藤忠嘉君  3番  佐藤昇君      4番  植田英一君  5番  石沢春信君     6番  浅井憲也君  7番  久野清君      8番  黒崎泰士君  9番  橋本一三君     10番  佐川光夫君  11番  諸越信明君     12番  宗像光雄君  13番  渡辺隆弘君     14番  遠藤昇造君  15番  原正夫君      16番  今村昭治君  17番  浜尾伝兵衛君    18番  石田貢君  19番  夏井義一君     20番  土屋英雄君  21番  森尾辰雄君     22番  遠藤源之助君  23番  佐藤一郎君     24番  猪越三郎君  25番  佐藤恭三君     26番  中村節蔵君  27番  柳沼重吉君     28番  渡辺一雄君  29番  関根和男君     30番  玉木正雄君  31番  菅野和馬君     32番  橋本勉君  33番  宗形孫市郎君    34番  小林開君  35番  柳沼清衛君     36番  今村豊美君  37番  遠藤直人君     38番  本名六郎君  39番  古市哲三君     40番  原俊雄君  41番  渡辺義英君     42番  伴勇君  43番  柳内留吉君     44番  鈴木武司君欠席議員  なし       -------------------------説明のため出席した者 市長     青木久君     助役     山口充君 副収入役   松木千秋君    総務部長   高木信雄君 財政部長   遠藤英夫君    市民部長   安藤昭雄君 保健衛生   富塚源市君    農林部長   荘原文郎君 部長 商工労政   高橋晃君     建設部長   国分敏彦君 部長 都市計画   酒井修君     福祉事務   伊藤清茂君 部長              所長                 水道事業管理 市民部参事  渡辺正君     者職務代理者 古川武二君                 水道局長 教育委員会  太田舜二君    教育長 委員              職務代理者  浅見高由君 代表監査委員 小林開君     教育次長 職務代理者       -------------------------事務局職員出席者 議会事務局長 柳沼長夫君    総務課長   岡留万蔵君 議事調査課長 吉田満君     議事係長   田村一君 主査     中山信一君    主事     笠原浩君       -------------------------午前10時 3分 開議 ○議長(植田英一君) これより本日の会議を開きます。 会議規則第2条により欠席の届け出は皆無であります。 本日の列席説明員中、教育委員会委員長にかわり太田教育委員会委員が、また代表監査委員にかわり小林代表監査委員職務代理者が列席しておりますので報告いたします。       ------------------------- △日程第1 市政一般質問 ○議長(植田英一君) 日程に従い、市政一般質問を行います。質問は順序により、夏井義一君の発言を許します。夏井義一君。  〔19番 夏井義一君 登壇〕 ◆夏井義一君 おはようございます。議長のおゆるしいただきましたので、質問の通告の順に従ってご質問を申し上げたいと思います。 我が国は、戦後の焼け野原から出発して40年、今日の経済強国を築いてきたところであります。しかし、家計の所得などフローの面では欧米先進国と肩を並べるまでになったものの、社会資本などストック面は欧米から非常に立ちおくれているのが現実であります。直観的にいうならば、社会資本が西欧に追いつくまでは約100年、米国に追いつくまでに約50年はかかるものと見られます。社会の本当の豊さは、このフローとストックの両面が備わってこそ初めて達成されるものと思われます。市民に親しまれる文教公共施設等、文化的な生活環境を向上させ、住民の安住と健康を維持する社会資本は、営利企業の商工業活動に任せては発展しない部門なので、国や自治体が積極的に整備に乗り出さなければつくれないと考えます。 このような観点に立って今回質問いたしますことは、今までに何回か取り上げた質問も含めて、社会資本の整備に本腰を入れ、市民のあらゆる階層の人たちに真の豊かさを満喫してもらうために取り上げた質問でありますので、当局の誠意あるご答弁をお願いしたいと思います。 まずはじめに、郡山市新総合計画の第2次実施計画が57年度から59年度にかけてそれぞれ各部において基本計画の日程と事業計画を掲げて実施されてきてところでありますが、その成果と実績についてただす機会がないまま60年度の事業執行がなされ、早くも12月定例議会を迎えたところでありますが、私はこの際第2次実施計画の中で各種事業の進捗率がどのような状況にあるのかを、各部計画の中から何点か選別してお尋ねしてみたいと思います。 主として建設部にかかるものとしては、道路の項の2の事業計画の中で市道舗装事業の整備率はどのようになっているのか。また、橋梁整備事業実施計画、橋梁数の21橋の達成率はどうなっているのか。さらに、道路と鉄道との立体化事業の進捗率はどうなのか。また国道4号バイパス建設事業については、予定どおり事業が進んでいるのか、同事業における今後の見通し等についてお伺いしたいと思います。 さらに都市計画部にかかる事業としては、都市再開発の中で取り上げられている事業計画の中で、日の出通り地区開発事業基本調査を行うことになっているが、この基本調査の内容と実施状況はどうなっているのか。駅西口再開発事業と本来と一体的に進行していかなくてはならない同事業も、西口再開発事業の思わぬ立ちおくれから何の進展もないまま現在に至っている状況であります。日の出通り基本調査を実施することになっている点について、もし実施されていないとするなら、その主たる理由はどんな点にあったのか、また今後は同事業に対してどのような対策を講じていくつもりなのか、あわせてお伺いいたします。 次は、福祉事務所所管にかかる問題として、老人福祉事業計画の中で、老人福祉センター建設の準備と老人休養ホームの建設等については、現状どうなっているのかお伺いいたしたいと思います。また、労働福祉事業計画として勤労者福祉施設の誘致についてはどのような対策を講じているのか、あわせてお伺いいたします。 さらに、社会教育施設事業計画として挙がっている青少年会館建設調査事業はどのような状況であり、掌握されているのかお伺いいたしたいと思います。また、図書館分館整備充実については、麓山の市立図書館建設設置後、分館設置についてはどのように今日まで検討が進められてきたのか、その実態についてお伺いいたしたいと思います。 以上、各部が重点施策として掲げてきた事業項目について数点拾い出して、その達成状況をお伺いするわけでありますが、これは今後の実施計画策定の際、そこに掲げる事業項目が単なる文字の羅列に終わってはならないと思うからであります。順次ご答弁をお願いいたしたいと思います。 次は、この問題の中で現在の新総合計画そのものについてお伺いしたいわけでありますが、この新総合計画は既に第1次、第2次実施計画によって実施され、その成果を上げてきたことは、関係者一同認識しているところであります。本来であればこの60年度より第3次実施計画が示され、60、61、62年の3ヵ年にわたって計画が実施に移されるわけでありましたが、その第3次計画が提示されないまま今日に至っている状況であります。市長は6月定例会において同僚の関根議員の質問に対して、上位計画との整合性を図る必要があるものと考えている。こうした状況から現計画の見直しを行い、農業、工業、商業の調和のとれた近代福祉都市郡山の建設を目指して新たな社会変化に柔軟に対応し、21世紀を展望する新計画の策定に着手をしてまいる。なお、新計画の策定に当たっては、当面昭和60年度スタートを目標として60、61年の2ヵ年度にわたって策定を進めていく。また、新計画策定までの経過措置については、現在の新総合計画基本構想を十分に村長していく等と答弁しております。 さらに、今議会の提案理由説明の中では、郡山市新総合計画総体的見直しを行い、第3次郡山市総合計画の策定を行うものである。なお、同計画の策定は昭和62年4月実施を目標に策定作業を進めるものであると述べております。 以上の点から改めてお伺いしておきたいことは、この60年と明61年度は現新総合計画を見直し、検討する期間であるという点と、この2年間は今までの積み残しを整理する期間としながらも、第3次計画を策定する場合はあくまで現在の新総合計画が目標としている68年を目指した達成年次を踏まえてつくるのか、それともその目標年次を昭和70年以降を目指した全く新しい、いわば青木市政における総合基本計画を策定しようとしているのか、その基本的な考え方についてこの際お伺いいたしたいと思います。また、その計画策定の際、第2次実施計画での積み残しの案件についても積極的に取り組む考えがあるかどうか、あわせてお伺いいたしたいと思います。 2番目は、市民文化センター利用者のために駐車場を建設する考えはないかという問題であります。この文化センターの駐車場については、センターの付近に市でつくってはどうかとか、あくいは付近の民間の有料駐車場の経営者に呼びかけて、共同出資による民間サイドでの立体駐車場をつくらせてはどうかとか、荒池の一部を埋め立ててつくってはどうかとか、今日までいろいろな角度から取り上げられてきた問題であります。私も真剣にこの問題を考え、事ある機会に提言するなどして訴えてきたところでありますが、再度この問題を取り上げ、改めて当局の見解をお伺いするわけであります。 私はこの際、市は思い切って現在の図書館西側の駐車場を効率的に利用して、ここに地上、地下を含めて二、三階の立体駐車場をつくる考えはないかと提言するものであります。この立体駐車場で約300台から400台の駐車は十分可能であると思われますし、とりわけこの文化地区にある図書館、市民会館、公会堂、中央公民館あるいは婦人会館労働福祉会館等にとっても、十分その波及効果があらわれるものと考えられます。文化センターも昨年の11月オープン以来、今年の10月までの1年間における利用状況が先日公表されたところでありますが、開館日数を304日として集約されたところによりますと、市民文化センター利用者数は大ホール、中ホール、展示室、その他細かい会議室等を含めて57万102名という数に上っております。また、市民会館利用者数が7万130人という数でありますので、合計してみますと64万232名という市民のそれぞれの方々が、遠方から来られた方もおりますでしょうが、かなりの数の人たちがこの文化センターを利用しているという実態が出てきております。 以上、こういた現実の利用状況を踏まえて、本当に市民のための文化センターとして、また県内外から文化センターに来るお客さんに対しても納得してもらうためにも、これら施設の中心地に立体駐車場を建設することは急務なことと思われるが、いかがでありましょうか。中にはせっかく立派に建てた図書館のそばを、そのような形で利用しては図書館の日当たりが悪くなるとか、景観が崩れるとかいったクレームもあるいは出るかと思われますが、この立体駐車場も図書館やその他の施設にもマッチするような円形ドーム型のようなつくりで、色彩なども十分検討してつくれば、図書館との調和もとれますし、その美観も崩さないような形で実現できるのではないかと思われます。何はともあれ、市民の利用状況を十分に踏まれるならば、ここで目いっぱいの努力をして、市のできる範囲での駐車場をつくるという施設が強く求められているのではないかと思われますが、いかがでありましょうか、その見解をお伺いいたしたいと思います。 3番目は、東部地区に市民スポーツ広場もしくはスポーツ公園を建設してはどうかという点であります。単純な見方をすれば、南にはカルチャーパークが配置され、西には大槻葉山公園、北の方には熱海のレクリェーション公園等、それぞれ実現あるいは実施計画がなされている中で、東側の三田村地区にはこれぞといった大型の公園設備は見当たりません。実に市施設の配置については手薄の感じがいたします。今、ニュータウン建設によって新しいまちづくりが行われようとしている現在、これらの地域にスポーツ広場スポーツ公園等の建設を行うことで、今後市民の行動範囲を東に向けるようにすれば、結果として中田町等の活性化が図られ、ひいては市としてもバランスのとれた市政の発展につながっていくのではないかと考えられます。 とくに中田町等は合併以来今日までレジャーや観光的な施設については何ら設置されておらず、何のために合併したのかといったような政治的不満の声もたびたび聞かされますが、スポーツ等の進行なども地域活性化の一手段ではないかと思われます。とくに今後は今までのような単なる原っぱとしてのスポーツ広場づくりでなく、施設を含めたアスレチックやサッカー場、また打ちっ放しゴルフ練習場等のような魅力的な施設をつくれば、かなり効果が上がるのではないかと思われます。とくに打ちっ放しゴルフ練習場等は、福交ゴルフガーデンの規模のようなものがあれば十分だと思われますが、これらのものを市営でつくる考えはないかどうか。ちなみに野球、テニス、サッカー、水泳、大衆化されたスポーツに対しては、市も今までにそれぞれ随所にこれらの施設を整備してきたところでありますし、このことは高く評価できることであります。しかし、これらのスポーツの中でゴルフも今や国民的なスポーツになりつつあります。まさに老若男女を問わず盛んに行われておりますし、既に大衆スポーツの一つとして同化しているといっても過言ではありません。にもかかわらずもっと気軽に練習ぐらいはできる施設が市営によってできてもよいのではないかと考えております。ゴルフ場をつくれというのではなく、練習場ということでありますから、その他の施設とも抱き合わせにして、市民が家族レジャーとして楽しめる施設を中田地区の方に設置してはどうかと思うものであります。ゴルフを愛好する数千あるいは数万の市民に対する思いやりを示してはどうかと考えますが、当局の見解をお伺いしたいと思います。 4番目は、昨日同僚の鈴木議員も取り上げた問題でありますが、今議会に提案された四つの基金のうち、庁舎建設構想とそれに関する基幹支所の設置についてお伺いいたします。今回、突然ともいえる状態で庁舎建設基金条例の設置と7億円の資金を積み立てる構想が提案されたところでありますが、内容からいっても、計画上からいってもこの予算は当初予算の中で検討されるべきものではなかったかという点についてお伺いをいたします。事実、今、議会の中からあるいは市民の中から、分庁舎を建設すべきだという声が上がっているのかどうか。建設費用については今年度分に7億、61年度で7億62年度に5億6,000万の合計19億6,000万円の費用を見込んで建設するとの説明であったと思いますが、二、三年後につくりたいとの構想でもあり、郡山市の人口を近い将来40万、50万になるであろうことを想定しての建設事業であると思われますが、その前に実施されなければならない事業が盛りたくさんあるのではないかと思います。 まして今行革が叫ばれている中で、今回のような分庁舎の建設構想が出されることは本末転倒の姿であり、先憂後楽という政治の常道である精神にももとるものではないかと思われます。また、そのやり方も資金を積んでその上で市民に建設構想を検討させるというような押しつけ的なやり方でなく、現在までのような基金を持たない白紙の中で市民の声を十分に聞き、その中からつくるべきだという声が出てきてからでも遅くはないと思うが、そのような点はどう理解しているのか。 また、基幹支所については、既に議会に設置された行財政対策特別委員会が支所長の権限強化を含めて、これが具体化について答申をしたところでありますが、それらの答申内容の実現化についてはどのように検討されてきたのか。基幹支所構想はその答申の中で、具体的にその建設場所等を明示したわけではありませんが、市内の東西南北の方向などに地の利や現在の14支所、5出張所の統廃合を含めて、もっと権限のある本当の意味での基幹支所をつくるべきであると明確にしているところであって、それぞれの地域との接点となるべき場所の選定には厳しいものが出てくるのではないかと思われますが、これらの建設位置の構想すらない現在、分庁舎の建設構想が優先するような状態では、非常に納得のいかないものを感じます。 隣の営林署跡地利用目的がはっきりした上で買収したものではありませんでしたが、8分どおり、9分どおりは保健センター夜間救急センター等が入れるような建物をつくりたいという構想は出ていたところであります。庁舎が手狭になってきているなら、もっとよく整理整とんをして、今会議室等も足りないということなら、正庁の西側の緑地を含めてもっと現在の敷地の中での利用計画も検討されてみてはどうかと思いますが、これらの点を踏まえて当局はどうように検討されてきたのか、基幹支所の構想をあわせてお伺いを致したいと思います。 5番目の質問は、内陸地であるからこそ、その条件に見合った形で水族館を設置して、児童の情操教育を高めてはどうかという問題であります。この内容については、今まで三、四回にわたって取り上げてきたものでありますが、青木市長になってからは今回が初めてでありますので、あえて取り上げた次第であります。今回の基金設置に見られるような多額の資金の固定化ではなく、こういった方面に投資するということは、第1に新たな業種に対する民間経済の活性化にも直結するものではないかと考えます。まして何十億もかけてということではなく、もっと小額で立派な淡水魚を中心としたところの水族館ができるのではないか。しかも、昆虫生物を含めたり逢瀬の清掃工場の温排水を利用するということにでもなれば、熱帯魚の飼育も可能になってまいります。淡水魚と熱帯魚を組み合わせることができれば、その施設内容もかなり充実したものになってまいります。こきように施設の方が市民や子供にとって急務な施設であると思われますが、このような構想についてはどう認識しておられるのか、お伺いいたしたいと思います。 既に全国の各自治体では、百数十ヵ所において水族館の設置を行い、市民のために、レジャー、文化、教養の資質の向上に務めているところであります。最近でも続々とその実施が行われておりまして、例えば徳島県のある町では世界でも珍しいウミガメのすべてを紹介した博物館がオープンしております。また、東京の江東区においては、来年の3月完成を目指して生物の楽園の整備計画を進めております。水族館のようなつくり方ではありませんが「アヒルの池」と名づけた池にアヒル、カメ、コイ、フナ、ザリガニなどを放流するという計画のようであります。いずれにいたしましても、人と自然環境の調和、そして生物との触れ合いなどが今一番求められることではないでしょうか。これらの構想について、今までの調査活動を含めてどのように考えておられるのか、お伺いをいたしたいと思います。 最後に、その他としておきましたけれども、市内の小中学校合わせて82校に対してパソコン、ワープロを導入してはどうかという質問であります。テクノポリス構想など高度情報化システム整備に力を入れている熊本県では、このたび県下の全小中県立高校パーソナルコンピューターを導入していく計画を発表しております。全校で815校ということでありますが、これはコンピューター分野の人材を育成することがねらいで行う、全国初の試みのようであります。計画内容については、「マイタッチ計画」と名づけられ、1台30万から40万程度のコンピューターを、全小中学校に3台ずつ、県立高校には10台ずつ、61年度から3ヵ年計画で導入していく考えのようであります。私はこれら他県の状況ではあっても、テクノポリス指定獲得を標榜する本市にとっては、見過ごすことのできない非常に前向きで真剣な姿を感じます。美術品を取得することも大切かもしれませんが、21世紀を担う人材育成のために、こういった点に情熱を注いでやることも非常に大切なことになるのではないでしょうか。 これからの時代は、小中学生がワープロやパソコンを操作するぐらいのことは常識であるという時代になってきます。青木市長が目指す人間が人間として生きがいのある近代福祉都市の建設、そして創造性豊かな教育文化にまさにぴったりマッチする施策ではないかと思われますが、当局のご見解をお伺いいたしまして第1回目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(植田英一君) 夏井義一君の質問に対する当局の答弁を求めます。青木市長。  〔市長 青木久君 登壇〕 ◎市長 夏井議員総合計画についてのおただしてありますが、昭和54年に策定されました新総合計画につきましては、近年の目まぐるしい社会経済環境の変化に対応しまして、市民のニーズにこたえるため総体的見直しを行う必要があると考えまして、新たに昭和62年度から第3次郡山市総合計画としてスタートさせる考えであります。計画の策定に当たりましては、現在の新総合計画の実績を十分に考慮し、市民意識調査地域懇談会等により市民の市政に対する要望を参酌し、新しく編成する総合計画審議会において審議をいただきまして、市民本位総合計画として策定をいたしたいと考えております。 なお、新総合計画の第3次実施計画についてでありますが、第3次総合計画が策定されますまでは、当面新総合計画を基本とし、社会情勢の変化等を考慮しながら実施してまいる考えであります。 また、第2次実施計画の積み残しはどうするのかというおただしでございますが、新総合計画の実績を十分検討し、計画どおりできなかった事項につきましては、さらに検討を加えて第3次総合計画に反映をさせてまいりたいと考えております。 それから、庁舎建設基金に関してのおただしでございますが、現在既に狭縊化しております庁舎の現状と多様化している市民のニーズに対処して、かつ将来の都市規模に対応するため、さきに公共施設建設用地として分庁舎や保健センターなどの総合的なものを想定して取得いたしました旧営林署跡地に、庁舎を建設いたしたい考えであります。これが建設に当たりましては、相当の多額の自己財源を必要といたしますので、今の時点で建設の財源を留保しておくことが最もよろしいものと考えまして、庁舎建設基金の設置を提案を申し上げた次第であります。 また、おただしの今後実施をしなければならない多くの事業につきましては、重点的にこれを選別することにより、事業財源を確保し計画的に推進をしてまいる考えであります。なお、庁舎建設計画の実施に当たりましては、会のご協力等も得ながら、建設検討委員会の設置を図るなど、市民の皆様の声が十分反映されるような形で進めてまいりたいと考えておりますので、どうぞご了承をお願いを申し上げたいと思います。 さらに、市役所正庁西側の緑地につきましては、将来とも大切に極力これを残してまいりたいと考えております。 次に、支所機構と権限の見直しについてでありますが、支所全般についてそのあり方、位置等につきましては、現在内部組織であります行財政改善推進本部で検討をいたしているところであります。また、民間有識者により、このたび行財政改善懇談会を設置をいたしまして、その中でも議会の行財政対策特別委員会からのご提言も十分踏まえて、検討を願う計画であります。今後それぞれの団体で、議会とも逐次協議を申し上げながら進めてまいりたいと考えておりますので、ご了承をお願いします。 その他の事案につきましては、部長から答弁をさせます。 ○議長(植田英一君) 国分建設部長。  〔建設部長 国分敏彦君 登壇〕 ◎建設部長 夏井議員の新総合計画達成状況と今後の展望についてのうち、建設部に関する現在までの進捗状況と今後の見通しについてお答えいたします。 おただしの総合計画の実施につきましては、ご承知のとおり昭和54年度より実施しており、昭和59年度までのその達成状況を報告いたします。道路舗装事業につきましては62.2%、橋梁事業につきましては88.7%であります。昭和60年度及び61年度については、昭和62年4月の第3次計画の見直しの策定がなされるまで、現行計画で推進してまいりたい考えであります。この進捗状況でいきますと、昭和63年度の進捗率は道路舗装事業につきましては80%、橋梁事業につきましては99%になる見込であります。 次に、国道4号バイパスについてでありますが、国道49号線までは昭和61年度供用目標に事業が進められているところであります。それ以北の事業の推進につきましては、早期供用開始に向け関係機関に強く要望してまいりたい考えでありますので、ご了承いただきたいと思います。 以上、答弁申し上げます。 ○議長(植田英一君) 酒井都市計画部長。  〔都市計画部長 酒井修君 登壇〕 ◎都市計画部長 夏井議員のご質問のうち、都市計画部に関する事項についてお答え申し上げます。 まず、第1点の鉄道との立体化の問題でございますが、まず内環状線の福原治区につきましては、昭和59年に完成いたしております。次に、東部幹線の立体工事でございますが、58年度から事業に着手いたしておりまして、総事業費10億1,400万が要するわけでございますが、本年度までに2億7,300万円を投入いたしておりますので、61年度につきましてはけた製作を行い、63年度には供用開始にこぎつけたい、こういうふうに考えております。それから、大町横塚線の立体でございますが、54年度から事業に着手いたしておりますけれども、ご承知のようにこの事業は非常に多額の事業費を要するということで、総額で61億3,000万円ほど要するわけですが、現在まで約6億円ということで10%弱の執行率になっていると、こういうことでございます。 次に、日の出通り基本計画の問題でございますが、ご承知のように日の出通りにつきましては、駅西口再開発事業の区域から国道4号までの約300メーターの区間でございますが、おただしの基本調査の内容につきましては、土地利用計画、それから事業の手法、さらには事業費、それから地域の方々のご意向、こういったことが調査の対象になるわけでございますが、ご承知のように駅西口事業がおくれているという関係もございまして、いまだ実施はいたしておらないのが実態でございます。しかしながら、この地域の整備ももちろん大切でございますが、将来を展望する中で幹線ネットワークの形成、さらには中心市街地の活性化を図るという見地からも、商業回廊ゾーンとして特に大切な地域になっております。したがいまして、日の出通りだけでなくですね、郡山駅周辺を総合的に整備をするための計画づくりをしていきたい、こういうふうに考えておりますし、これらのために関係の権利者あるいはいろいろな団体の方々と協議をして今後対応をしていきたい、こういうふうに考えております。 以上、お答え申し上げます。 ○議長(植田英一君) 伊藤福祉事務所長。  〔福祉事務所長 伊藤清茂君 登壇〕 ◎福祉事務所長 夏井議員老人福祉施設計画に対するご質問にお答え申し上げます。 おただしの老人福祉センターにつきましては、高齢化社会の到来に伴いますます増加する老人が、健康で明るく生きがいのある生活を送られるよう各種の相談に応ずるとともに、健康の増進、教養の向上、レクリェーションなどの便宜を総合的に教養するため、これが施設の必要性は今後さらに高まってくるものと存じ、検討を進めてまいったところであります。その建設につきましては、21世紀の道しるべの提言を踏まえ、本市の市域の広域性と利用圏などを考慮しながら整備を進めてまいる考えであります。当面の建設計画といたしましては、総合福祉センターの中に設置を図るべく検討を進めております。 次に老人休養ホームですが、老人福祉センター三森荘が老朽化してきており、利用者も年々減少の傾向にあります。また、利用者のニーズにこたえての増改築も、敷地などの関係から困難な状況にありますので、新たに河内清掃センターの余熱を利用しました老人福祉センター機能もあわせ持つ老人休養ホームの建設を図るべく、現在用地の取得を初め地質調査などを行っておるところでありますので、ご了承をお願いいたします。 ○議長(植田英一君) 高橋商工労政部長  〔商工労政部長 高橋晃君 登壇〕 ◎商工労政部長 夏井議員のご質問中、勤労者の福祉施設の誘致についてのおただしでございますけども、第2次実施計画の中では雇用促進事業団の施設の誘致を考えたわけでございます。ご案内のように昭和58年6月に、香久池地内に郡山勤労身体障害者教養文化体育施設を、さらに昭和59年10月に大槻公園内に郡山勤労者野外活動施設を開設したわけでございますので、第2次実施計画は達成しておりまして、現在いずれの施設も多くの市民の皆さんに利用されておりますので、ご了解いただきたいと思います。 以上、ご答弁申し上げます。 ○議長(植田英一君) 浅見教育長職務代理者教育次長。  〔教育長職務代理者教育次長 浅見高由君 登壇〕 ◎教育長職務代理者教育次長 夏井議員のご質問にお答え申し上げます。 最初に、新総合計画達成状況と今後の展望についてのうち、教育委員会の所管にかかわります青少年会館建設調査事業でございますが、市内にあります現有の市立公民館、勤労青少年ホーム、少年自然の家等の利用状況や活用の度合いについて調査してまいりました。青少年ホームにつきましては、さらに今後研究をし検討をしてまいりたいというふうに考えております。 次に、図書館分館整備充実についてでありますが、土地、場所の問題などの諸条件が合致いたしませんで、完成を見ておりませんが、今後はそれらの諸条件を検討して、その結果を踏まえながら第3次実施計画に考慮してまいりたいと思いますので、ご了承お願いいたします。 次に、市民文化センターの利用者のための駐車場の建設というおただしでございますが、おただしの地域は施設数の割には駐車場の数が少なく、また狭縊でありますので、施設利用者へのPR、また大人数を収容する市民文化センターにおいては、終演時間に合わせたバスの運行などを図り、市民に迷惑をかけないよう努力しているところであります。おただしの件につきましては、交通安全対策上の問題、収容能力、建設費及び維持管理等の問題などがあろうかと思いますので、ご提言を踏まえ今後検討させていただきたいと存じます。なお、施設利用者へのPRは今後も続けてまいりたいと存じております。 次に、東部地区に市民スポーツ広場の建設についてのおただしでございますが、おただしの地区につきましては、スポーツ広場につきましては現在田村、中田の各地は未整備となっておりますことは、ご指摘のとおりでございます。したがいまして、教育委員会としましてはこの地にこれの早期に建設をすべく検討を重ねているところでございます。しかしながら、おただしのゴルフ練習場あるいはアスレチック、その他の施設整備のことにつきましては、現在進めておりますスポーツ広場とは性格的にもやや異なるところから、今後において研究してまいりたいとおもいますので、ご了承をいただきたいと思います。 次に、水族館を設置して児童の情操教育を高めよとのおただしでございますが、施設水族館施設を視察をいたし、設置について検討をしてきたところであります。本来、淡水魚を中心とする水族施設は、その地域の自然環境に生息する魚類、または生物を飼育すべきで、自然を観察する施設が望ましいと考えております。現在本市及びその周辺にどのような魚類等が生息しているか、科学的な実態調査がなされておりません。さらに、どの地域が適所であるか、またそれらを飼育する技術及び研究等についての研究機関との連携も十分でなく、今後さらに調査研究を重ねてまいりたいと存じます。 最後に、小中学校にワープロ、パソコンの導入についてのおただしでございます。おただしのワープロは、学校におきます各強化の問題作成に役立ちますし、パソコンは学習効果を上げるのに役立つものと考えられます。現在、市内小中学校にはビデオ、O・H・P、シート式磁気録音機等の教育機器が導入されており、これらのより効果的な活用を図ることによって、学習活動におけるワードプロセッサー、パーソナルコンピューターの働きの一部を果たすことも可能であると考えます。したがいまして、現有の教育機器のより一層効果的な活用はかるとともに、貴重なご提言でございますので、本年4月児童文化会館に導入いたしました9台のパソコンの活用状況等を参考にしながら、今後の研究課題として取り組んでまいりたいと存じますので、ご了承をお願いいたします。 以上、お答えを申し上げます。 ○議長(植田英一君) 夏井義一君の再質問を許します。夏井義一君。  〔19番 夏井義一君 登壇〕 ◆夏井義一君 ただいまそれぞれ市長初め関係部長からご答弁をいただきました。この第3次総合計画の答弁、市長からございましたが、先ほどいいましたように、第3次総合計画という形になっておりますが、この第3次総合計画というのは今までの新総合計画における第3次実施計画的なものなのか、それとも昭和70年度以降を目標にして、青木市長が全く新しい立場でつくるいわば新総合計画といいますか、そういう計画内容なのか、その辺をもう少し明確にしていただきたいと思います。 それから、各関係部長からの事業内容については、大体着々と進んでいる状況が報告されたわけでありますが、ひとつ4号バイパスの件についても非常に長いこと時間がかかっておりまして、福島のバイパスなどはもう片側通行で開通したバイパスが、もう既に両面通行というような段階にまで至っていると、そういう整備状況の進捗のぐあいからいって、郡山の場合はまだまだ49号に到達する時間もかかりますし、さらにはこれが完成の暁、いわゆる4号国道に抜けるというこのことを考えますと、とてもまたこれから10年ぐらいかかるのではないかというような感じすらいたします。どうかひとつこのバイパスの建設についても特段の力を入れて、早急な完成を目指していただきたい。これは要望でございます。 それから、日の出通り基本調査の件で、まで基本調査は実施していない。理由はいろいろあるようでございますが、この日の出通りの拡幅の問題についても、駅西口再開発の事業と私はやはり事業主体が違うわけでありまして、一方についてはこれは市施行で行う。日の出通りについては、できれば組合施行で行いたいというもともとの考え方が私はあるとは思います。その組合施行という形で今後もまた進めていくとするならば、やはりこれは積極的にこの日の出通りの中にも入っていって、ひとつ関係者ともよく合意を重ねて、早い結論を出すのが順当ではないかという感じがいたします。どうしても駅前の開発の裏側になって、駅前の開発が進まないと日の出通りはどうにもならないという感じがあるようでございますが、私は駅前の開発そのものがどうであっても、日の出通りというものを将来的に拡幅するんだという、そういう基本的な考え方があるならば、私は平行して事業を進めていく、もしくは日の出通りの方も優先させるという計画があってしかるべきでないかと思いますが、この辺のとらえ方についてもう一度これはお尋ねをしておきたいと思います。 それから、教育委員会関係での図書館の分館の問題につきましても、これは現在の市立図書館を建設する段階から既に、将来的には駅前の方とか各方面に図書館の分館をつくっていくんだという計画があったわけでございますが、なかなかこの分館の計画というのみ、土地の問題やら条件に合致しないいろいろなことがあって、思うに進まないという答弁がありましたが、こういった点もやはりよくよく慎重にとらえていただきませんと、ひとついいもんが立派にポンとできたんだし、しばらくの間はみんなこの市立図書館の方を利用してもらえば、それで済むんだというような甘い考え方があったのでは私はうまくないんじゃないかと。やはり積極的にこういった土地の内容についても研究をして、一つでも二つでも分館というものが設置され、そしてまたそういったことによってその地域の人たちが交通煩雑な市内の市立図書館に自転車等で出てくる危険性というか、そういうものを避けるためにも、私は早い段階に検討をされてしかるべきであろうと思います。ひとつこのことについてもよくよく検討を進められるように、お願いをしておきたいと思います。 それから、文化センターの駐車場については、ただいま図書館というこういう質問内容でありました関係から、次長の方が答弁に立ちましたか、私はむしろこういう内容については市長の方から答弁をいただきたかったという感じがいたしているわけでございます。教育財産の中を使う問題でありますから、教育次長の方からの答弁だったと思いますが、やはり政策的なこれは問題が非常に絡んでくるものでありまして、やはり市民の現在の文化センターの駐車場がないということに対する不満、そういうものはやはり市長、いわゆる市のトップ、こういった立場にいる市長が政策的にどうこれを解決していくかということで、真剣に取り組んでいただかなくてはならない問題でありまして、教育委員会の立場でどうこうという問題で私はないと思います。ひとつ市長の方の見解があれば、それをお聞きしたいと思います。 その他水族館あるいはワープロの問題にいたしましても、これは次年度以降、今後また市の方も総合計画を検討するという運びになっておりますので、そういうものが検討される段階でひとつ十分にこの意向を取り入れて、実現可能なものについては、これはあくまでも市民のために行う施策でありますから、十分その辺を踏まえて実施に踏み切っていただければ幸いだと思います。 以上、要望等を織りまぜまして第2回目の質問を終わりたいと思います。 ○議長(植田英一君) 当局の答弁を求めます。青木市長。  〔市長 青木久君 登壇〕
    ◎市長 夏井議員の再質問のうちで、市民文化セソターの駐車場の問題についてのおただしでございますが、私は市民文化センターの建設が図られ、大変盛んに活用されていることは十分承知をいたしております。その付近に中央公民館、それから勤労青少年ホーム、市民会館、図書館、公会堂、歴史資料館、そのほか弁天池の公園等が周囲に存在しておるわけでありますが、文化センターの活用につきましても当然駐車場は必要なものと、こういうふうに考えまして、これらの施設を自動車で参りましても十分活用できるように、あの辺の一帯に駐車場を建設する必要があると、こう考えております。つきましては荒池等に建設をしてはとうかというご意見がありましたが、荒池は郡山の大事な湖沼としてこれは残してまいりたいと考えておりますので、今後これらの施設を自動車で十分利用できるように、駐車場の建設については鋭意検討を重ねさせていただきたいと思います。 ○議長(植田英一君) 高木総務部長。  〔総務部長 高木信雄君 登壇〕 ◎総務部長 夏井議員の新総合計画についてのおただしにお答えをいたします。 総合計画の策定に当たりましては、基本計画実施計画と2通りございます。基本計画の方がいわばその方針、方向といいますか、そういう方向を定めまして、突施計画は3年間ローリングをして、実施計画を定めていくようなことになっております。そういうことで、先ほどの市長からの答弁の中で申し上げました第3次郡山市総合計画といいますのは、昭和62年度から新しくスタートさせる基本計画に相当するものでございます。したがいまして、今実施いたしております現行の総合計画の第3次実施計画、これにつきましては今までの総合計画の中のものを十分参酌しながら、時代に適応するように改めて実施してまいるという考え方でございます。 以上でございます。 ○議長(植田英一君) 酒井都市計画部長。  〔都市計画部長 酒井修君 登壇〕 ◎都市計画部長 夏井議員日の出通りに関する再質問にお答えいたします。 ご質問にもありましたように、基本的に駅西口につきましては市施行、それから日の出通りは組合施行というお話でございましたが、事業そのものはご指摘のように別のものでございますが、ご承知のようにあの地域はすぐ近くにありまして、やはり駅西口市街地再開発事業の動向が、地域の方々の非常に関心の高い問題になっておりまして、私も地元の主だった方と何人かとお会いしていろいろ話をしておりますが、やはりそちらの方が動き出さないとどうもこちらだけどうこうというわけにまいらないと、こういうお話もございまして、ご質問のような形で調査に入るという段階にはなっておりません。しかしいずれにしてもですね、先ほどお答え申し上げましたように、中心市街地の活性化という意味からしますと、あの地区だけをやってはやはり足りないんじゃないかと、やはり駅周辺全体を回廊ゾーン化するというような形の中で、日の出通りはどういう形であるべきかと、こういうことが先になるんじゃないかと、こういうこともございますので、それらの点をあわせて検討しながら、その段階になりましたときには日の出通りにつきましても調査に入っていきたいと、こういうふうに考えております。 以上、お答えいたします。 ○議長(植田英一君) 夏井義一君の再々質問を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 夏井義一君の質問に対ずる関連質問を許します。関根和男君。  〔29番 関根和男君 登壇〕 ◆関根和男君 私は6月にも新総合計画について市長におただしをしておりましたし、また夏井君がただいま根本的に、高橋市政を継承するという形で新たに新総合計画をつくるのか、それとも青木市長独自の構想に基づいて新しい総合計画をつくるのかということについて、当局の方ではっきりした答弁がなされておりませんので、その点を追及したいと思います。 ご承知のとおり新総合計画というのは、議会の議決を経た基本構想に基づいて策定されているということでございまして、高橋市長になりましてからやはり議会の議決を経て基本構想が公布されているわけでございます。すなわち、私の質問も夏井質問もこの基本構想そのものをいわゆる変えていくのか。青木さんが近代福祉都市の建設を目指すというこの政治哲学、それを基本構想として議会の議決を経ると、そういう根本的な立場から新しい基本計画をつくっていくのか、こういうことをただしたいと思うわけでございます。そうでなければ、基本構想そのものが改定されないということであるならば、我々としては高橋市政の継承の上に第3次総合計画ができるんだと、どうしてもそういう理解になるわけでございますので、その点をただしたいと思うわけでございます。 ○議長(植田英一君) 当局の答弁を求めます。高木総務部長。  〔総務部長 高木信雄君 登壇〕 ◎総務部長 舌足らずでまことに申しわけございませんが、市長から先ほどご答弁申し上げましたように、62年度から新しくスタートをさせたいということで市長から答弁申し上げたわけでございます。私から先ほど申し上げましたのはそれと同じ趣旨でございまして、62年度から青木市政としての新しい基本構想といいますか、新しい総合計画をスタートさせていきたいと、そういう意味合いでございますので、ご了承いただきたいと思います。 ○議長(植田英一君) 関根和男君の再質問を許します。関根和男君。  〔29番 関根和男君 登壇〕 ◆関根和男君 新しい構想でということなんですが、基本的にはやはり手続の問題がありますので、基本構想を新たに議会に提案をし議決を経ると、そういう手続をおとりになりますかどうですか、お聞きしたいと思います。 ○議長(植田英一君) 当局の答弁を求めます。高木総務部長。  〔総務部長 高木信雄君 登壇〕 ◎総務部長 お答えをいたしたいと思います。 ただいま申し上げました総合計画につきましては、総合計画審議会等におはかりをいたして、それぞれ決定をしていきたいというふうに考えております。その結果によりましては、基本構想の見直しもあり得ると思うんです。そういう段階に至りましたときには、議会の方にそれぞれ提案をして修正をしてまいるつもりでございます。 以上でございます。 ○議長(植田英一君) 以上で夏井義一君の質問及び関連質問を終了いたします。 この際、10分程度の休憩をいたします。  午前11時10分 休憩       -------------------------  午前11時24分 再開 ○議長(植田英一君) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般質問を行います。 質問は順序により伴勇君の発言を許します。伴勇君。  〔42番 伴勇君 登壇〕 ◆伴勇君 お許しを得ましたので、あらかじめ通告いたしました順序により逐次質問をさせていただきます。 第1番は、財源のひねり出しと確保についてでありますが、その前に一言前置きをさせていただきたいと思います。このごろヨーロッパの研修を共にいたしました県内議員の仲間から、はたまた須賀川であるとか白河市の市の関係者から、いよいよ郡山も30万都市。市の関係者はもちろん、執行機関を含めて議員としてはいかかでしょうかと言われまするが、「いかがですか」の含みのある言葉に私は戸惑いを感ずるものでありまするが、自分なりに姿勢を正してみますると、今やこの30万都市に直接接するところの市町村は、まず須賀川等を含めて三つの市があり、本宮、三春等からすれば6町があり、天栄村を含めて五つの村がある。これかいずれも郡山に直接接しているところの近在のものであります。いわはこれらの兄貴分であると。これらからしますと、議員にしてみても法定数で368 名、現員数を調べてみますると294名がそれぞれの職務に専念されておるわけでございますので、今さらながら31万都市の議員であるということになって胸を張る前に、まずみずからこれらを自覚して、よくよく議員らしいことをしろよという私は忠言であると受けとめておるし、またこれらの気持ちを素直に受けて献身的に努めてまいりたいと思う気持ちでいっぱいであることを、前もって申し述べ質問に入らせていただきます。 まずその1は、12月の一般会計補正予算の民生費の老人福祉費の中に、高齢化社会対策啓発活動費が今期提案されているところでありますが、この啓発活動費というものについて、具体的にお示しを願いたいと思います。 また、去る11月27日に青木市長の新提案により、豊かな高齢化社会を築く市民会議の準備会が設置をされましたが、今後この設置されました委員会が種々検討されてまいると思いまするが、今回の予算計上事項はこれらに関連性を持っていくのかどうか。また、先ほど申し上げました豊かな高齢化社会を築く市民会議について、市長としてのお考えがお示しいただけるならばこの際伺っておきたいと思います。 その2に移りますが、上部機関への陳情の密接さについてでございます。宿場町から今や30万都市への行政の担う事項は全く多種多様であり、あり過ぎる中財源の確保と適切な運営は容易でないところであります。したがって、予算の獲得はまさに重要事項であり、事業を始めましても出県をしなければいけない、上京はつきものでありますが、私のこの10年間この点が十分であったとは思えない、一人であります。まず市長の上京もそれぞれ個人差があって、3日間を費やされる方、4日間とそれぞれ日程差があるのは当然過ぎることでありますが、もっともっとこれら上部機関と密接なる連携が必要であると思いますが、これらに対するご心境を承りたいと思います。 さて、在来行われてきました議会と当局による各省庁への予算獲得の陳情が、今年はいろいろの事情があったようでありますが、おくれるにも、おくれて12月計画されたように思いまするが、本議会もいろいろと質疑事項がありましたが、これらを踏まえてぜひこれらの陳情において十分なる成果を得られまするよう、議会、当局との打ち合わせを十分になされ、大成果をあげられますよう念じてやみません。 次に、政界も財政が伴う事業となりますると、頼まれてもなかなかできない、意のごとくならないというのが真実であろうと思います。したがいまして、事業が着工されたから、継続だからといって予算の下達持ちでは、いかに待ちわびても事業は進まないのが本音であろうと思います。郡山市にも由来進度の悪い事業が多く、本議会においても各位から既に指摘をされている。指折り数えましてもたくさんございます。先ほども4号バイパスの問題が出てまいりましたが、これらに至ってはまさに代表的なものである。我々が知る範囲においても、着工してから10年間というのは、わずかに毎年1億円ずつの予算配当である。これは甘んじてこの交通渋滞のときに、4号バイパスの工事を眺めていたという感がなきにしもあらずであります。実際4号バイパスに力を入れて工事をなさっていられる当事者は、大変なご努力をしていただいておりまするが、残念ながら予算配当がない。前任者もご指摘ありましたが、よその市ははあ5年後、はたまたそれより後の予算要求、工事でありながら終わっているんではないかというご指摘がありましたので、あえてこの件を申し上げませんが、これらからしてもいかに上部機関との連携が大事だということを、私はここであえて声を大きくして申し上げるわけであります。 いま一つ例を挙げてみましょう。交通ラッシュで困り切っている細表橋、しかも阿武隈川という1級河川である。ここの両側に何と書いてあるか。「ちょっと待て」と書いてある。ちょっと待てとは、我々の常識からすればちょっと待てというのは、どっかの噴火口で若い人が過ちを起こさないように「ちょっと待て」という看板が、立てられるのが我々の時代では常織であった。ところが、30万都市の1級河川に「ちょっと待て」と書いた看板が何年も立てられているが、これらの例を挙げてまいりますると、先ほど来ありました内環状線、また第一中学校の東通りなどはもう住民は困り切っていると、こういうことからすれば今や執行者、議会もそうでありましょうが、内のものならず外に目を向けて予算確保こそ、我々も大切な仕事の一つであろうと私はこう信ずる一人でありますが、これらについてご所見があれば承りたいと思います。 統きまして第2の問題に移りまするが、商店街の活性化と自然愛護についてでございますが、一言でいいますれば私は歩いてみて、腰かけて安全な場所が欲しいと、これか商店街の活性化であろうと思います。今日、各都市とも執行機関と業界はともどもに挙げて商店街の活性化を真剣に取り組んでおられるところでありまするが、私は前回この問題で一例を挙げて、大阪の御道筋商店街の保存状況を申し上げましたが、大阪の御道筋はともかくウインドーを設置させる、ウインドーを貸付けさせる、暗くしてしまわないという体制がとられ、常に光のシャットアウトを図らないように明るいまちづくり、そして街路樹の整備保存に努めておられまするが、郡山の駅前の現状はどうでございましょうかということを申し上げたが、今回はこれらに続いて質問を申し上げるのは、もう皆さん方も行政視察で立派な商店街、いわゆる買い物道路をつくった都市をお歩きになってお感じになっておられましょうが、これらを見てこられた感覚からしても、もうそろそろ先ほど申し上げました30万都市の郡山も、本当に郡山に行けば歩いて、見て、さわって腰かけて見るという、本当にさすがは郡山駅前だというような商店街をつくる必要の時期が来たのではないかとつくづく感ずるわけでございます。 以上を路まえて、私は奇想天外だなんて言われると困りまするが、前にも申し上げたことがあるのですが、逢瀬川なぞはもうふたをかけ、そして今日は無線化が進んで、タクシーなとはもうタクシープールなどで待機してなくて、無線で十分用を達せられる時代になりました。こういう時代にひとつ駅前に、繰り返しまするが、本当にこの商店街はというて、須賀川、本宮の方々も来て安心して買い物かできる、商店街が活性できる、そういう地域の検討を願いたいと思うものであります。今日、皆さん方もお感じのとおり、温泉街も立派な建物の中よりもしなびた、電気もないローソクつけて、ランプをつけたようなところが非常に喜ばれます。そうでしょう、今日コンクリートの中で生活をして、職場それぞれが立派な建物である。そういうことからしますれば、商店街もこれらに対応するところの買い物道路と、これらに匹敵する商店街というようなものをそろそろお考えをいただきたいと提言をするものでございます。 なお、非常に無謀なことを申し上げまするが、仮に過ちを起こすような者が駅前で暴れるようになったらどうしましょうかというようなことを想像いたしますと、一大発想をもって新しいまちづくりをするお考えをお持ちいただきたいと思う一人でございます。 次に、細かく移ってまいりたいと思いますが、このごろ郡山の駅前に参りますると、一つの芽生えを感ずるように思いますが、いかがでございましょうか。在来駅前の大通りにつくられてまいりました植樹帯であるとか植樹連というものが、つくった当時から空き缶とごみと、そして自転車の乗り捨て場所でございましたが、芽生えを感ずると申し上げますのは、手入れをしてくださる方々が非常にふえた。この芽生えこそ大切だろうと思いまするが、これらに対して当局としては要請もし、協力もし、助成もしていかれるべきだと思いますが、これらについてもお考えを承りたいと思います。 3番目に移ります。私はソ連・ヨーロッパ研修で感じ取ってきたうちの中からと、こういう表現をしておりまするが、この研修につきましては多くの教えを受け、新しい生き方また古来のよさそのものに接してまいりましたが、既に大要につきましては組織的に、また個人的にそれぞれ報告をしたところであります。したがいまして、今回はまことに自分ながら使いたくない言葉でありまするが、いじめなどということが盛んに報道されるようになりましたので、一言触れてみたいと思います。 私ども外国の地で、当時留学生と話し合いましたが彼らの申すのには、日本の教育というのは進駐軍から指示されたそのまますんなり受けてしまったのではないかと、こういうことでございます。なぜ日本古来の教育のよいところを残すという、いわゆる選択方式がとれなかったのかな、残念でならない。外国の人もこのようにいうてんだと。いずれこれらの中から教育的によくない問題点が発生してくるのではないかなと言われて、これらの話についてこれら留学生といろいろ議論をしてきたものでありまするが、そこで私はここで高度の教育論を唱える考えは毛頭ございません。何とか児童生徒に対して、人間として生きる苦難と苦労、生命の大切さ、友情、協力、これらの理解をさせる徹底教育を望むものであります。 まことに言葉に出すのも残念なことでございまするが、終戦のために肉親を身を切る思いで置いてきた。今あの寒い満洲で他国の人に育てられて、毎日報道されておりますように、孤児の皆さん方があの地で生き延びて、あの地であの苦をなめながら生命のとうとさの手本を示していおるのではありませんかという、これらのものを教材にし、それらを集約していわゆる副本的教育をしてくれる先生仲間が出てこないものかなと思うのでございます。今日、全国的に先生の外傷状態を聞いてみまするに、生徒から暴行を受けてもどうにもならない、人間でないような先生を生み出しているような中から、はたまた逆に先日来ご質疑がありますように、生徒みずから自分の命を絶つようなことが起きておりまするが、これらを踏まえていやいやこれではという先生方の立ち上がりがあるのかないのか、あるいはそこにならずとも基本的資料をつくって、これらに対応する勇気のある先生方あるいは組織が生まれてこないのか、芽生えがないのか、これをどうお感じとっておられるか、お尋ねをしておきたいと思います。 さらには、先般も申し上げましたが、三つ子の魂というわけで、学校教育の受ける前に子供たちに正しい生き方を教えようというので、まことに頭の下がる思いで、退職なさった校長先生方がこれらに対応しておられるはずでずが、これらに対することについての今日に至る行政機関としての対応はどうなったのか。平たく申し上げますと、どうもこれらに対するところの対応が足らないんじゃないかという感じがするわけでございます。昨日も鈴木武司議員から、いじめの問題についてはご質問があり、ご答弁がありましたが、あの姿で私は郡山はいっていればありがたいなと思いまするが、私の自分の経験からする懸念を一つ申し上げてみたいと思いますが、どうも学校にPTAという協力機関があります。このPTAの協力機関が派閥を生じて、また生じなくても派閥体制に郡山はないのだろうと思う。したがって、このPTAが学校への金銭的協力からするところの大きな発言も、郡山はいわゆる金銭によって学校を牛耳っているPTAがいないんだなという答弁の中から感じとる。 したがって、生徒があるいは児童がうちへ帰ってお母さんにこうだよ、お母さん怒って学校にどなり込むという、いわゆるPTA、学校動かし行政がないんだなと、これはいいことだと感じるものでございますが、昨日の鈴木武司議員に対する答弁をまともに受けとっていきたいと思いますが、いかがでございましょうか。 次は、最後の方になってまいりましたが、スポーツ広場と公園についてでありますが、先ほど夏井議員が東部のことでスポーツ広場のなさを訴えておられましたが、私は東部地区というものをひとつ絞っていきたいのですが、いわゆる舞木を中心にする一帯というのは、昭和30年の11月の15日に郡山に合併しました。いわゆる旧市でございます。しかしながら、この地区はご承知のとおり素朴さを伴う、とにかく国の基幹産業でありますが、農業主体でございます。特別な開発は許されておりませんので、人口増も伸び悩んでおりまするが、何と合併後30年新しい施設は何でしょうか。わずかに安原の集会所だけで、これほど恩恵のない地区は有りません。世にいわれる農業後継者を育てなければならない、後継者は大切だということを言われまするが、せめてこれらの事項を踏まえられてスポーツ広場の建設を願いたいと思うわけでございます。 なお、この際加えさせていただきまするか、その地区には年来言われておりまするところの老朽化をしてまいりました白岩小学校があるのはご承知のとおりでございます。この地域は三春町とののこぎり状態、今や無指定の三春地区にはどんどん開発が進んでおります。これらから育ってくるところの生徒を、あるいは郡山に、白岩小学校に受け入れてくれるという問題が、遠からず起きるのではないかと思いまするが、既に郡山市は荒井、大平、蒲倉の各地区から三春の学校にお世話になった前経過があるわけでございます。これらから考えて、やはり一番手っ取り早いスポーツ広場の確保をされると同時に、これらが学校敷地を伴うところの形にいかれるよう今日からのご配慮を願いたいと思います。 次、二つ目にまいります。我が頭のハエも追わないで人のことをいうなという忠言がありますが、ことしは青木市長が初めて団長として奈良市に出かれられました年でもありますので、あえてお尋ねをいたしまするが、私はさきに市制施行60周年記念事業実行委員会の折にも、うねめまつりについていろいろ中途半端であるというた、一人でございまするが、今日片平町の現地に参りますると、山ノ井公園といい、うねめ公園といい、うねめの里と言われておりまするが、表現はこれはどうでもよいと思いまするが、人を引きつける楽しさがあるところの根拠地にしてほしい。今日、うねめまつりを始めて21年だそうですが、21年たってこの根拠地の現況が何と、ため池地目の池が有り、わずかに492.36平米だ。すでに21年目です。そこいら辺からやっぱりどうするか、区切りをつけるべきであると思い、あえて申し上げるものであります。なさるならなさるようにひとつやっていただきたい。東北の五大まつりだなんて出だしたのが、今日この根拠地ではどうにもならない。21年目ですからね。 次に、香久池と荒池について申し述べたいと思いますが、郡山は名勝と古跡あるいは潤いの少ないところであり、ここで大切なものは香久池であり荒池・麓山・開成山公園であろうと思いまするが、この市民にとって本当に身近に感ずるところが従来悪臭を発する姿で、荒池の周辺を通って喜ぶ人は一人もいません。今回ここに着想されて、香久池・荒他に手を加えられたことは、まことに私は賞賛に値するものでありありがたく感ずる一人でございまするが、さてこれを泥上げをいたしますると、過去において3年ほどはきれいであるということでございます。申し落としましたが、この池は5年や10年前に掃除したんじゃありません。十数年になると思いますけれども。これから今回やるわけですから、3年ほどで汚さないために、いかように水の補充をお考えになっておるのかお尋ねをして、1回目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(植田英一君) 伴勇君の質問に対する当局の答弁を求めます。青木市長。  〔市長 青木久君 登壇〕 ◎市長 伴議員のご質問にお答えを申し上げます。 豊かな高齢化社会を築く市民会議についてのお考えでありますが、高齢化社会はこれからだれもが直面しなければならない社会でありまして、だれもが長い老後を経験する社会でもあります。行政はもちろん個人、家庭、地域社会あるいは企業などがお互いにその責務を分担し、協力し合いながらそれぞれの立場において真摯に対応し、独自の役割を果たしていくことが、その対策として不可欠の条件であると考えております。このため市民の皆さんに高齢化社会への理解を深めていただくとともに、その英知と理解の結集による主体的、自主的な取り組みと行政等施策への反映を目的とした市民参加システムを確立するため、全市民的な推進組織として豊かな高齢化社会を築く市民会議の設立をお願いを申し上げたところであります。ご了承をお願い申し上げたいと存じます。 次に、財源確保にかかる上部機関への陳情等の密接さについてのおただしでございますが、本市の重要施策並びに懸案事項につきましては、毎年これを選定し計画的な執行に努めているところであります。しかしながら、これが財源の確保につきましては、極めて厳しい財政状況にありまして、当初計画どおりに事業を進めることは容易でならざるものがあります。このため議員各位のご協力等も得ながら、国、県及び関係機関に対し陳情を重ねているところであります。今後はさらにご指摘の点を踏まえまして、陳情に当たっては上部機関との風通しをよくし、全力を尽くして財源の確保に努めてまいりますので、ご了承をお願いいたします。 その他の事案については、関係部長から答弁をさせます。 ○議長(植田英一君) 伊藤福祉事務所長。  〔福祉事務所長 伊藤清茂君 登壇〕 ◎福祉事務所長 伴議員の高齢化社会対策啓発活動費とこれが市民会議との関連性についてのご質問にお答え申し上げます。 ご承知のとおり高齢化社会の対応の課題は、単に高齢者の福祉問題にとどまらず、市民全体に影響を与える社会経済の仕組みにかかる課題でもあります。全市民が高齢化社会の到来を正しく受けとめ、活力のある豊かな社会の実現を目指し、新しい視点に立った社会システムを築き上げていくことが必要であろうと存じます。このため市民に対するところの広報活動あるいは啓発活動は、その理解を深める上において極めて重要なものであります。今回ご捉案申し上げております高齢化社会対策啓発活動費につきましては、これらを考慮しまして啓発活動に用いるため、21世紀への道しるべの普及版を作成するための経費であります。次に、この活動と市民会議との関連性でありますが、作成いたします普及版は市民会議を初め、今後の高齢化社会対策推進活動等に利用してまいるものでありますので、ご了承のほどお願い申し上げます。 ○議長(植田英一君) 高橋商工労政部長。  〔商工労政部長 高橋晃君 登壇〕 ◎商工労政部長 伴議員のご質問中、商店街の活性化についてのおただしでございますが、ご承知のように商店街の活性化を図るためには、魅力ある個性的な商店街づくりが求められているわけでございます。商業者の多様なニーズに対応できる商業地区内の商店街機能といたしましては、安全性、利便性、快適性などのいわゆる基本要素を備えた魅力あふれる空間を提供する必要があるわけでございます。そのためには自動車を気にせずに、安全に買い物を楽しむことができる商店街の整備が望まれているわけでございますが、したがいまして今後ともご提言を踏まえまして、魅力ある商店街づくりに向けて一層努力してまいりたいと考えております。 次に、山ノ井観光地整備についてのおただしでございますけども、この山ノ井観光地につきましては、うねめまつり発祥の地として当市の観光史跡の一つでありましてまた、地域住民の憩いの場として利用されていることから、進入路、駐車場、便所などの整備を図ってまいったところであります。今後におきましては、将来にわたりましてうねめまつり発祥の地にふさわしい観光地として、さらには子供たちの遠足やサイクリングの場として、多くの市民が常に快適に利用できるような施設の整備を図ってまいる考えでありますので、ご了承いただきたいと思います。 以上、ご答弁申し上げます。 ○議長(植田英一君) 酒井都市計画部長。  〔都市計画部長 酒井修君 登壇〕 ◎都市計画部長 伴議員のご質問のうち商店街の活性化と関連いたしまして、駅前大通りの歩道に最近街路美化運動の芽生えが見られるんだが、これに対する助成というご質問でございますが、ご承知のように駅前大通りにつきましては、街路及び歩道の整備につきましては県が行うわけでございます。これらに付随してあります植栽帯の管理につきましては、地元の商店街にお願いしてやっていただいているわけでございますが、今ご質問にもございましたように、放置された自転車あるいは樹木の手入れ等につきまして、地元の商店街の方々がそれぞれ自主的にこういったことで、美化のためにご協力をいただいているということは大変ありがたいことでありまして、こういう運動がこの地域にも広がることを期待いたしておるわけでございます。ご質問のように、こういう自主的な活動に対する助成は、今のところやってはおりませんが、施設の整備の際に歩道でございますが、歩道のカラー化あるいは植栽帯の整備の際には市も助成をいたしたわけでございますが、管理等に対する助成等につきましては今後検討させていただきたいと思います。 以上、お答え申し上げます。 ○議長(植田英一君) 荘原農林部長。  〔農林部長 荘原文郎君 登壇〕 ◎農林部長 伴議員の荒池への取水方法についてのおただしでございますが、荒池への取水源は静町地内の南川御前堰よりせき上げをいたしまして、台新、開成、豊田、鶴見坦を経まして酒蓋池と荒池に流入されておりますが、この間に家庭雑排水の放流等によりまして、水質が著しく低下しておることはご承知のとおりでございます。また、かんがい期におきまして途中水田への引き水のため、荒池などの到達水量が少なくなることや、さらに芳賀、横塚方面へのかんがい用水として取水されることなどによりまして、貯水量が大幅に減少することなどのために、夏場における悪臭の大きな原因となっておるものと考えられます。この解消のため、ご質問にございましたように本年度より計画的に泥しゅんせつを行ってまいりたい考えでございますが、ただ荒池の水源のルートといたしましては、お答えいたしましたルート以外現在ございませんので、御前前よりの取水量を増加させるという方法が、現在講じられます一番の方法ではないかというふうに考えられております。 将来、下水道の供用開始になれば、ある程度の汚濁は防止されると思いますけれども、現在はただいま申しましたような疏水よりの取水量の増加というふうなことが、さしあたって考えられる方法でございますので、しゅんせつ後安積疏水との協議が必要でございますので、それらにつきまして早急に検討してまいりたいと思いますので、ご了解賜りたいと思います。 以上、お答え申し上げます。 ○議長(植田英一君) 浅見教育長職務代理者教育次長。  〔教育長職務代理者教育次長 浅見高由君 登壇〕 ◎教育長職務代理者教育次長 伴議員のご質問にお答え申し上げたいと思います。 最初に、ヨーロッパの研修で感じ取ったことの中から、児童生徒に対する生きる苦難、苦労、生命の大切さ等の心の理解を徹底させる教育をしたらどうかというおただしでございますが、ご指摘のとおり児童生徒の道徳性の高揚と人間の生き方について一層自覚を深めていくことは、今日の学校教育の重要な課題でございます。ご案内のように小中学校では、毎週1時間の道徳の時間を設定して、道徳性や生き方について指導しているところでございます。さらに、不僥不屈、強い意志、生命の尊重、勤労奉仕、友情と信頼や助け合い等の道徳性については、とくに重視しなければならない徳目でございます。今後はご指摘の趣旨を十分に踏まえ、児童生徒の実態や地域の実情に応じた道徳教育が一層充実するよう指導してまいりたいと存じます。 また、社会教育の分野では、幼児教育、家庭教育の重要性にかんがみ、現在58の小学校全校に家庭教育学級を設置し、家庭内での子供のしつけの問題や子供の心理、子供の社会環境等について学習を実施し、父兄の理解を深めているところでございます。これらの指導には、小中学校の校長先生初め関係する研究諸団体の先生方のご指導もいただいているところでございます。今後とも学校教育と社会教育の連携を密にしながら推進してまいりたいと考えておりますので、ご了承いただきたいと思います。 次に、スポーツ広場等についてのおただしでございます。ご案内のとおり、スポーツ広場の建設につきましては、現在未設置地区になっております。田村・中田地区となっておりますが、これが早期建設に向けて検討中でございます。おただしの東部地区、すなわち白岩・蒲倉・阿久津等になると思いますが、これらの地域につきましては前段の田村・中田地区の建設を待ってから検討してまいりたいと存じますので、ご了承をお願いいたします。 以上、お答え申し上げます。 ○議長(植田英一君) 伴勇君の再質問を許します。伴勇君。  〔42番 伴勇君 登壇〕 ◆伴勇君 再質問に移ります前に、ひとつお許しをいただきたいと思いますが、その他で一つおとしました。やっばり年食いましたな。74ですもの。ひとつお許しをいただきたいと思いまして、1項加えさせていただきます。 高齢化社会についてのお尋ねをいたしましたが、いろいろご答弁をいただきました。私はちっと考え方が違うと申し上げますのは、高齢者社会に対応するのに年寄りを甘やかすだけの21世紀の展望ではならないと思うわけでございます。―つの例を挙げますが、今盛んに早くからさいづちを引っ張ってゲートボールに行かれますが、これ結構なことでございますが、若い人が寝ているころから起こしてしまって、終わると息子が出ていくころに昼寝に入るというような老人対策的なものはお考えにならないで、老人という言葉が高齢化社会に変わってきたというような感じもするわけですが、たとえ老人であろうと精神力において、また体力においてまだまだという差がいろいろ出てくると思います。いわばシルバーセンター的なものをもう少し、あるいは公園の管理というようなものを考えられたところの21世紀を展望した老人対策をひとつご検討いただきたい。 私も先日片平の川に行きました。あれくらいの坂、飛んで上がれます。若い人たちどうしたかというと、ようやく上がってくる有様です。年齢差だけで取上げてはならないんじゃなかろうかと。それらからして、老人対策はもっともっと現状を見つめた姿でおやりいただくような検討を加えてもらいたいと思います。そこら辺の配慮はどうか、お尋ねをしていきたいと思います。 それから先ほどお断りしましたが、その他の項で先ほどの夏井義一議員から既に論議をされました新基本計画は、改正の必要がないのかどうかをお尋ねすることを加えさせていただきます。 先ほど荒池のことでお答えをいただきましたが、申すに及ばず、あの水路だけに頼るということは非常に不安定である。またもとのような状態になるという懸念から、私はここにあえて質問をしたわけでごさいますが、私も現安積疏水の水利課長大内さんと、人を通じていろいろ検討をいたしました。その中で、あの水路は主補充用水のまさに経路であろうと思いまするが、そのほかにもう少し目を注いでいただきたい。例えば水道局のオーバーフローの水もありましょうし、あるいは西ノ内からの水の還元もあるだろう。これらのものをこれから検討してもらいたい、そう思いますし、加えて荒池のろ過装置をどうしていくか。これらを検討されるご意志があるのかどうかも、お聞かせ願いたいと思います。 それから最後になりましたが、これは市長に申し上げておきたいと思いますが、私も時折郷里の岐阜に帰るわけでございますが、身内でまだ生きております市長3期やったのも、今やっている仲間もおります。名古屋の200万、岐阜の40万を超した都市の近くに市長をやっているわけですが、議会の構成も非常に組織からの選出者が多い、容易でないと、こういいますが、何が市長で一番容易でないか。議会は話をすればわかるはずだと、いかに組織が多種多様であって複雑であっても対応の仕方で済むが、財政を賄う、予算を確保する、これこそ市長の大役であると、偽らざる気持ちから私に言い聞かせてくれますが、まさに私もそのとおりだと思います。今日上京、出県の機会を努めてつくられるように、議会側もそれくらいの配慮はできるだろうと私は思う一人でございます。あえてこういう土産話を触れさせていただきますが、これもお年のせいだと思ってお許しいただきたいと思います。 以上、3件について再質問といたしました。 ○議長(植田英一君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。青木市長。  〔市長 青木久君 登壇〕 ◎市長 伴議員の再質問にお答えを申し上げますが、私は極端に申し上げまして21世紀は年寄りの社会であると、こういうふうに申し上げても間違いはないと考えております。したがいまして、年寄りになれば年金で生活をすればよろしいんだというような考え方ではなくて、働ける間は勤労をもって、年寄りの体験を大いに社会に生かし、活躍していただけるような社会づくりであると、そういうふうに考えて、今後とも対処してまいりたいと思っております。 それから、先ほどの財政確保の問題につきましては、ご説の趣旨を体しまして、全力を尽くして財源の一層の拡大のために奮闘してまいることを申し上げまして、お答え申し上げます。 ○議長(植田英一君) 高木総務部長。  〔総務部長 高木信雄君 登壇〕 ◎総務部長 伴議員の再質問にお答えいたします。 基本構想の改定の必要がないかどうかというおただしでございますが、先ほど夏井議員の新総合計画の質問に関連した関根議員の質問の答弁中、総合計画審議会に検討をいただき、必要があれば議会にはかり改定することとなる趣旨の答弁を申し上げましたが、62年スタートということになりますと、議会にはかり改定を必要とすることになりますので、おわびを申し上げ訂正させていただきます。ご指摘ありがとうございました。 ○議長(植田英一君) 荘原農林部長。  〔農林部長 荘原文郎君 登壇〕 ◎農林部長 伴議員の荒池の汚濁についての再質問にお答えいたします。 ご提言ございました西ノ内、さらには水道局等よりの取水は、ご提案のように確かに増水方法につながると、さらに貯水量が増して悪臭が緩和されるということは、お説のとおりでございますが、技術面やさらに経済面より十分検討する必要がございますし、またそれらの下流受益者の同意も必要です。さらに、安積疏水土地改良区などとも十分協議する必要があろうと思いますが、今後おただしのろ過装置も含めましてよく検討してまいりたいと思いますので、ご了承を賜りたいと思います。 以上、お答え申し上げます。 ○議長(植田英一君) 当局の答弁漏れはありませんか。 伴勇君の再々質問を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 伴勇君の質問に対する関連質問を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 以上で伴勇君の質問を終了いたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。  午後零時18分 散会。...